訪問介護・居宅介護・重度訪問介護はると考える、訪問の仕事と暮らし。
訪問介護のリアルHOUMON NOTE現場の声と、暮らしのノート。
利用する人の目線で

家に来てもらう。
だから、気になることがある。

書き手:はる

「ヘルパーさんに、どこまで頼んでいいんだろう」「家のことを話すのは、少し気が重い」。初めてなら、分からないことがあって当然です。最初から全部うまく説明しようとしなくて大丈夫。まずは、気になっていることを書いてみませんか。

訪問の介護を相談する前に|本人・家族の準備メモと確認事項を題材にしたイラスト
イラストは内容を伝えるためのイメージです。

「してほしいこと」の前に、続けたい暮らしを。

困っていることを聞かれると、できなくなったことばかり挙げてしまうかもしれません。でも、「朝はこの時間に起きたい」「料理はできるところまで自分でやりたい」といった希望も、相談するときに伝えてほしいことです。

ご家族が相談を手伝うときも、本人の思いと、ご家族が心配していることを分けてメモしてみてください。二つが違っていても、すぐに一つの答えにまとめる必要はありません。

相談前のメモは、この4つから。

これは相談を始めるためのメモです。書いたことすべてを、そのままサービスとして頼めるという意味ではありません。利用する制度や計画、本人の状況に合わせて、担当者と確かめていきます。

名前が似ていても、同じサービスとは限りません。

介護保険の「訪問介護」と、障害福祉の「居宅介護」「重度訪問介護」は、制度や対象、支援の仕組みが異なります。障害福祉サービスは、一人ひとりの状況を踏まえて支給が決まります。「長く来てほしいから重度訪問介護」と、希望する時間だけで選べるわけではありません。利用できる支援は、お住まいの自治体の担当窓口で確認してください。厚生労働省の障害福祉サービスの案内も参考になります。

初めての説明で、聞いておきたいこと。

説明を聞いたその場で、全部思い出せなくても大丈夫です。「あとで質問が出たら、ここに連絡すればいいですか」と聞いておくだけでも、相談しやすくなります。

気になることは、具体的な場面から伝えよう。

たとえば「勝手に片づけられて困る」というとき。「よく使うコップなので、この場所に置いてほしい」と伝えるほうが、何を変えればよいか話し合いやすくなります。これは説明のための例ですが、小さな行き違いも、暮らしている本人には大事なことですよね。

直接伝えにくいことは、事業所の相談担当者や、すでに関わっているケアマネジャー・相談支援の担当者などに相談してください。本人も、ご家族も、働く人も、困ったまま抱え込まない関係をつくっていけたらと思います。

案内役・はるのイラスト
この記事の書き手

はる 訪問介護のリアル

福祉の仕事に20年以上

良いところも、しんどいところも。

都内で訪問介護事業所を経営しています。現場で支える側と、相談を受ける側。その両方で感じてきたことを、このブログでお話ししています。

ヘルパーを守りたい。でも、利用者さんの生活も守りたい。簡単に答えが出ないところも、一緒に考えていきます。

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